テレビの天気予報では、一様に「厳しい冷え込みが...」のコメントが繰り返され、 "日曜の夜公演"という悪条件と相まって、やはりお客さんは少ないんじゃないかと、不安を胸に迎えた2月27日。 「とにかくいいステージを創る。それが今できること」と気持ちを切り替え、簿記検定受検組を除いたメンバーで、午後より最終リハーサルを開始。 またOBもそれぞれの役割を果たすべく、入念な打ち合わせを繰り返し、開演準備に奔走していました。 やがてメンバーも揃い、リハーサルが進むにつれ「いよいよ始まるんだ」と気持ちが昂ぶり、これまでのつらい練習の日々が、ほんの少し頭をよぎる頃、ふと気づけばホール外には長蛇の列!!受付担当の15期生が中心になって、手際よく行列整理にあたってくれたのですが、この時、早くもOBの面々は、この定演が大成功を収めることを予感し、ほくそ笑んでいました。
17:15、開場。さんざん待たされても、黙って耐えてくださっていた お客様が、みるみる吸い込まれるようにホールへ入場していかれます。 同時刻、楽屋では現役生が腹ごしらえ。 リハーサル中は、厳しい目をしていた彼らでしたが、 この頃には、表情からも体からも無駄な力が抜けて、愛くるしい笑顔を振りまいていました。 たくさんのお客様が、まもなく始まるステージに大きな期待を寄せるのと同じくらい、現役生たちは数十分後、舞台でお客様と会えるのが、本当に楽しみで仕方がない様子。 この相思相愛の関係が、今回のすばらしいステージを産み出したのです。
まもなく18時。予備ブザーが鳴ってもなお、少しでもいい座席を!とうろうろ探すお客様でごったがえし、ホール内はなかなか落ち着きません。 舞台袖では、現役生が集合してチューニングを開始。 ホールへ洩れ聞こえるB♭(ベー)音の響きに、お客様の期待感は「おっいよいよか。」と最高潮に達し、舞台裏のスタッフは改めて気を引き締めました。 暗転の中に現役生が入場し、スタンバイ。 開演を知らせるブザーが鳴り響き...舞台に光が。 それは「すばる星」の輝きでもあります。さあ、ショータイムのはじまりです。 NHK大河ドラマ『新選組!』メインテーマで幕を開けた演奏会。 すばる合唱隊が花道にずらり。フレッシュな中にもおごそかさを湛えた美声を披露すると、楽屋で準備をしていたOBステージ出演者が「え?これウチの部員が歌ってんの?」「合唱部連れてきたんかと思った」と驚くほどの上出来ぶり。 「校歌」練習の賜物ですね。もちろんすばるの「ジョン」によるソロもありました。
その後、ぎっちり超満員のお客様にすっかり気を良くした部員たちは、リハーサルでもなかなかお目見えしなかったほどの輝かしい響きを、惜しみなく聴かせてくれ、客席でも舞台袖でも「すごいな」と賞賛する声が何度も交わされました。 1部のメインプログラム交響詩「エグモント」のクライマックス では、バンダバンドとステージバンドの音が呼応しあい、まぶしいほどのサウンドがホールを満たしました。吹奏楽ファンの皆様にも十分満足いただけたことでしょう。 「これを見るために今日は来たんだ!」というお客様が一番多かったのでは、と思われる2部ステージドリル。 このとき、観客動員数はなんと1,900人超を記録! プラムホールの客席数が1,305席ですから、そのすさまじさと言ったら、もう! 座席の空きがないばかりか、立ち見スペースもなく、2,3Fにいたっては通路までぎっしりいっぱいで、それはもうコンサートホールの客席の風景とは思われない様相を呈していました。
そんな中で、スタートしたドリルステージ。そのぎっしり!な客席からは、何度も感嘆のため息と「カッコイイ!!!」という黄色い声が飛び交いました。 パーカッションパートの充実ぶりを、驚きうらやむOBもたくさんいたようですね。
「え、もう終わっちゃうの?」と惜しまれつつ、2部が終了。 インターバルを挟んで、現役生が一番気合を入れて準備してきた(?)ファイナル、POPSステージがスタート。 司会の16期岡田嬢が、高らかに3部開幕宣言! お客様のわくわく感を刺激する、ノリノリビートに 合わせて登場したのは、今秋よりすばるのスターと して大活躍の「ゴリエちゃん」!バックダンサーの女の子に引けをとらない、キュートで 元気いっぱいのステップを披露。どう見ても過不足ない女子高生っぷりを見せてくれましたが、彼は立派なイケメン男子高生です。
これを皮切りに、ヨン様にマツケン、ORANGE RANGE...旬のスターが次々に登場する豪勢な舞台となりました。 もちろん往年のヒット曲や、すばるオリジナルメドレーには欠かせない「川の流れのように」などの演歌も盛り込み(そういえば「孫」イントロの "じいちゃん、 ばぁちゃん" は誰の声なのか、ずっと気になってるんですが...)、客席は大喜び! たとえ一見さんでも、涙なしには見られない3年生コーナーを経て、演奏会はいよいよエンディングへ。 最後のナンバーはエルクンバン・チェロ。 吹奏楽では古くからおなじみのポップス曲ですが、すばるらしく、かっこよく仕上げて いました。聴かせどころのフルートソリ、受け持った2人は、顧問も一目置く名奏者。 曲が始まる直前、「おし、やるでミサ!」「うん」と舞台袖で気合を入れての演奏でしたが、いかがでしたか? アンコールでは、今演奏会大活躍だったトランペット3人組によるトランペット吹きの 休日を披露しました。 観客席の熱気が、現役生たちのパワーの源となり、そのパワーがまた客席をさらに ハイテンションに。 客席とステージの連鎖反応が折り重なって、すばる高吹奏楽部のモットーが、まさに 形になったひとときでした。 . . . このページのトップへもどる
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